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2012/04/02

Twelve O'Clock High

Twelve O'Clock High (邦題:頭上の敵機)の一部を、Organization Behaviorの授業で見て、改めて全編を見てみたいと思ったので、購入した。授業の内容では、グレゴリーペックが演じるサベージ准将がどのように士気の低下した空軍部隊を立て直すかを見ながら、組織を変えることについてディスカッションをした。


組織の変革については、自分も苦い思い出がある。社内の士気を取り戻さなければならない時期に、中心となるべきメンバーたちの中で仲違いをし、お互いのアイデアを否定し、足を引っ張り合う状況があった。結果として、士気を上げる組織のメンバーのことを忘れ、派閥争いのようなことが起こり、それを感じたメンバーたちの士気がさらに下がるといった悪循環が起こってしまった。

振り返ると、抵抗勢力(変革を恐れる人たち)との対話が足りず、邪魔をせずについてきてくれるだろうと思っていたのが、甘かったのだろう。変革したくないのにはしたくない理由があって、彼らを理解しながら実行しなけらばならなかったのだ。

似たようなことは岩瀬さんのブログでも述べられている。

変わるということはそれなりにエネルギーがいることだ。変わらなきゃいけないのだと、個人が感じてから、組織で実行するまでのプロセスには想像以上のエネルギーと時間が必要だ。全てが論理的に行える訳ではないが、少しでも多くの理論的なアプローチも理解し、組織をまとめあげていきたい。

2012/03/17

Gaining Power

テスト前なので、今日もOrganization Behavior のまとめを紹介。
権力(パワー)には興味を示さない、社会人生活を送ってきたが、このまま無縁ではいられないだろう。
アメリカの第33代大統領トルーマンが「I learned that a great leader is a man who has the ability to get other people to do what they don't want to do.」と述べているように、責任ある立場で仕事をしていくうえで、パワーを持たなければいけない、パワーを持っている方が好ましい場合が多々あると思う。

Six Force Power Bases
1. Authority / Formal Position
2. Right Unit
3. Mentors / Allies
4. Reputation / Expertise
5. Resources (Importance, Scarcity, Non-substitutability)
6. Communication network

この中で
2. Right Unit は自分で選ぶことができるので、比較的時間がかからない。
3. Mentors / Allies と6. Communication network も、自分でアクションを起こせば比較的短時間で作れるのではないか。
しかしながら1. Authority / Formal Position と4. Reputation / Expertiseに関しては自分のアウトプットの積み重ねなので、時間がかかる。5. Resources (Importance, Scarcity, Non-substitutability)に関しても、積み重ねと運が作用するだろう。

こう考えると、パワーは一朝一夕では得られないものだと認識する。

2012/03/14

Influence Principles

Organization Behavior は教授の教え方がいまいちなのか、授業中はあまり集中できなかったが、こうしてテスト前にレビューをすると多くの発見がある。

今日のテーマはどうやって影響力を高めるかの、6つのInfluence Principles について

1. Reciprocation
何かを受け取ると、より従いやすくなる(これをすると自分にいいことがあるとか、自分がコミュニティに貢献できるとか思わせる。)
2. Commitment and consistency
一貫した要求に従いやすい(最初に大きなこといったあとで、小さなお願いをすると従いやすい。)
3. Authority
   ミルグラム実験に代表されるように、権威ある人からの指示には従いやすい(例えその内容が悲劇を産み出すことになっても)。
4. Liking
好きな人の言葉にはイエスといいがち。
5. Social proof
他人がやっていることに従いがち。(人を説得する時に、「競合他社もやってますから」って話す感じに近い)
6. Scarcity
何かしら、特別なもの、手に入りにくいものを好みがち。(店頭で、「限定です、今だけのプロモーションです」っていってる感じ)

2012/03/11

Building culture

テスト前を迎えると、週末も図書館がこんでいる。
数式が出てくる授業ならばキャッチアップも早いが、Organization Behaviorのような言葉でひたすら進んでいく授業は、ぼんやりしているとポイントがわからなくなり、キャッチアップするのが意外にしんどい。

Understanding Organizational and National Culture についてのまとめ

Organizationa の基本
What: Pattern of beliefs, values, and behavioral expectations shared by the organizational's members.
How: Socialization is the process by which new members learn the culture of the organization.
Why: A source of success or failure in competitive industries.

Organization Culture の3つのレベル
    1. Artifacts →カルチャーから産まれる識別できるアウトプット
ex: Ceremonies, Stories, Physical settings, Symbols, Jargon, and Costumes
    2. Values  →価値観、スローガン、ミッションステートメント
    3. Assumptions →、隠れていて、推察されるよな、日常にある信念

Strong Culture の作り方
1. 隠れているCultural Assumptionsを認識し、ミッションステートメントを作る
2. Assumptions とValuesに一致した、 Artifactsをつくる
3. コンセンサスや刺激を作る(Training, Socialization, Incentives, and Communication)





2012/03/09

Management Accounting まとめ

Management Accountingの授業は正直つまらない。概念は納得いくことばかりだし、概念を理解すると割と計算方法を学ぶことで終わってしまう。通常のクラスが10回の授業なのに対し、Management Accountingは8回だけなので、ひょっとするとtake awayは少ないのかもしれない。

2012/03/08

自己指標

20代にして一流私立大学の助教になった先輩が遊びにきた。
成功している人が陰でどんなに努力しているか、どのような態度で日々を過ごしているかを聞けて、刺激をもらった。

先輩はこう言った。
「教授とは、研究者であり、教育者であり、かつビジネスマンでもある。自分が一流の教育者にはなれないと認識している以上、3つの役割をバランスよくとらなければならない。そして、自分の行っている研究が、学生をわくわくさせるかと、常に問い続けていくことで、そのバランスは正しい状態になると思っている。」

大人になるにつれ、怒られる機会はどんどん減っていく。そして、他人からの刺激が少なくなるにつれ、自分に対して甘くなる人もいるし、自分のことが大好きになる人間もいる。それはアウトプットに大きな影響を与えるだろう。

今の状態がベストか、努力をし通津kているかがわからなくなってきたとき、どうすればいいだろうか?

僕は、彼の態度の通り、自分が正しい状態にいるかを自分で計れる指標を持つことが大事だだと信じている。彼がいう、「自分の行っている研究が、学生をわくわくさせるか」はいい例だ。僕でも同じように、自分の扱っている製品やサービスを熱く語れる自分でいたいと思う。


また、色々な人に会い続けることも大事だ。先輩は、最高の教育者と、最高のビジネスマンの下で指導を受け、どんな自分になりたいかを描くことができたと言っていた。僕も社会人、MBA生活中に多くの人に会い、自分の価値観、ポジショニングというものがはっきりしてきたと実感している。

あと1週間でTerm2も終了。もっともっと成長したいと思う日々だ。

2012/02/12

Cognitive Biases -あなたは天国に行けるか?-

ソフトスキル系の授業は、ファイナンスの知識よりも将来役にたつのではないかと思い、楽しみにしている。同時に、ソフトスキルは与えられたものであり、トレーニングや授業で変わるのか疑問を持っている。
Term 2の Managing Organizational Behavior の授業は、自分の姿勢と先生のハンドリングに問題があるのか、何を聞いてもついついだからなんだと思ってしがいがち。
その中で大事だと思ったことは、
Cognitive Biasesに気づくこと。何か決断するとき、自分だけは大丈夫って思いがち。
煙草を吸っていていもまさか自分は肺がんにならないだろうとか、スピード違反しても自分は捕まらないだろうとかね。
その1つの例が、誰が天国にいけると思うかという研究結果。対象がアメリカ人だから、日本人の感覚と誤差があるかもしれないが、マザーテレサが天国に行けると思った人は79%なのに対し、自分がいけると思った人は87%。

マザーテレサの活動よりも、天国に行くに相応しい行動をとっていますか?

Who's going to heaven?
O.J. Simpson -19%
Bill Clinton - 52%
Michael Jordan - 65%
Mother Theresa -79%
Yourself  -87%



A several years ago the U.S. News and World Report  took a poll on people’s beliefs about who would go to heaven, and provided the results to their poll in their publication (March 31, 1997, p. 18). This type of poll provides an entertaining way to test the self-serving bias. In their poll, 1000 Americans were asked whether or not they believed that specific celebrities were likely to go to heaven. Michael Jordan received a 65% positive rating, Bill Clinton 52%, Dennis Rodman only 28%, and O.J. Simpson just 19%. Mother Teresa’s votes were the second highest of the celebrities, at 79%. So who received the highest percentage? More than 87% of the Americans who were surveyed believed themselves to be the most likely of all to go to heaven! 


まあ、これは聞く順番によっても答えが変わってくると思うので、なんとも言えないけど、これもCognitive Biasesに対する注意喚起になるね。

2012/02/08

管理会計とは?

MBA前に管理会計に携わる仕事をしたが、その時は言われるままに仕事をしていた感じで、指示に対して違和感を感じることもあった。

今日のManagement Accountingを受講してその理由が少しわかった。それはコストの認識と配分の仕方についての違和感だった。

例えば、日本にある80店舗の個別のPLを作成する時に、コストを売上げに基づいて配分したりしてた。今日の授業で習ったABC分析。概念はとても共感するし、当たり前だと思うけど、実行するためにデータを集めるのは大変そう。

よくよく考えると、仕事をしているときに価値ある仕事は20%程度で、その20%を出すためにひたすら残りの80%で準備をしていたのじゃないかと思う。80%の準備過程でどつぼにはまると、目的を忘れ作業に没頭してしまっていたのではないか。

授業自体はお世辞にも面白いとはいえないが、気づきがあった1日。

2012/01/30

MBA生活で求められること

インターンシップ先と交換留学先を決める時期を迎えた。ここにきて改めて、MBAは選択することを練習する場所ではないかと思う。15ヶ月でも18ヶ月でも卒業できるという恩恵をうけて、LBSはカリキュラムがアメリカに比べてフレキシブルである。

例えば、9月−12月の秋タームをつぶして東京でインターンを行う人もいる。
授業を少なくして、パートタイムの形でインターンをしている人もいる。旅行だけに時間を費やしている人もいる。

多くの選択肢の何を選ぶか、それが問われている。
交換留学における1つの問題はセメスターとタームの違いである。
LBSはターム制なので秋9-12月、春1-3月、夏4-6月となっているが、アメリカだと春学期は1-5月であることが多い。すなわち、アメリカに春学期に留学すると、 LBSの夏学期がとれなくなり、単位てきにも、知的好奇心としても惜しい気持ちがしてしまう。逆に秋学期に留学すると、夏休みが短くなりインターンのチャンスが短くなる。

交換留学先もハーバードとスタンフォードをぬかしたアメリカの学校がほぼ候補になるので、選ぶのが悩ましい。

こうまで選択肢があると、他人をまねして決めるのは意味がないと感じる。自分がどうなりたいか、それにつきる。

2012/01/19

何を学ぶか@春ターム

今学期最初から始まった科目は、オペレーション、マーケティング、オーガニゼーションベヘービーア。

正直習うことは、割と基本で、マーケティングでいうと4Pについて、オペレーションでは、ボトルネックから。知識として目から鱗のことがないときは、クラスメートの発言を聞いたり、自分の経験を引っぱてくるところに、価値がある。

今回の振り返りはオペレーションのボトルネックの話。

理論:ボトルネックの前後のバッチサイズは小さい方がいい。前だったらインベントリーが少なくなるし、後では小回りが聞くから。ゴールとか、オペレーションの本を読めば大抵書いてあること。

しかし、友人はバッチサイズが大きいと、品質管理が容易になる点を忘れてはならないといっていた。FMCGでは重要な点だと思う。

振り返れば、ゲランの工場見学に行ったとき、色の品質管理が大変なことを見た。リップスティックの色はバッチによって微妙に異なる。色むらをなくすために最終行程に入る前に、いくつかのバッチを混ぜて新しいバッチをつくり、オリジナルの色に近づけていた。この一手間は人間の目でやっていたのが印象的だ。