だが、1年間とはいえ、実務で行ったことを理論として習い、自分の役割を再確認できたのは、大きかった。そして、経験上、Management Accountingの概念はとても大事だと思っている。結果をみながら、部門におけるリソースの最適配分や戦略を考えるのが本当にやりがいのある部分だとしても、その結果を出すまでの過程に不備があっては正しい決断はできない。
フランス系ラグジュアリー企業の日本支社で働いていた身としては、所与として与えられいたTransfer Price裏側にある理論を学べたことが一番覚えている。正直、Taxのことまで考えて本社で決めている数字を支社にいて気にしたこともなかった。
Transfer Priceで記憶に残っていることは、
- Min TP < TP* < Max TP の幅を押さえる 。 Min TP =Incremental Costs + Opportunity Cost つまり、製造する際に発生するコストと、外のマーケットに販売したときの機会損失の合計 Max TP= Max( a) External Market Price or b) Incremental revenues - Incremental Cost =0 )つまり、外のマーケットから購入するか、利益がでなくなる値のどちらかになる
- 企業と部門(特にselling 部門)で葛藤が産まれる可能性が高い。特に投資の決断をする場合。
- After Taxのことまで考えたいが、制約は多い。
やっぱり働いている以上、全社では黒字だから、君の部署は赤字のままでいいよと言われてはモチベーションは高まらないだろう。売上げが成長して、ある程度の利益を出してこそ、活気が産まれるはずだからだ。
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