2012/05/23

Financial Statement Analysis まとめ1

FSAの授業の目的は、FSの背後に隠れている恣意的な操作をあぶり出し、より正確に企業の分析を出来るようにしましょう。ということにつきるだろう。だから、恣意的な操作が行われやすい箇所のあぶり出しと修正の仕方を習う。

FSAの授業は、毎回トピックが細かく、コア科目のAccounting と重複する部分もあり、細かな作業にのめり込み、大枠を忘れてしまうことがある。授業の目的がわからなくなると、聞いていてしんどくなるなというのが実感。



Tangible Asset のDepreciationについて
ホテルや、航空会社などTangibe Assetが大きくなりがちな業種においては、Depreciationのポリシー(期間や残存価値)によってバランスシートの見え方が変わってくる。
どのように数値を操作するかは、
  1. to change Useful Life
  2. to change Residual Value
  3. to change Allocation method (accounting method)
といった方法が挙げられ、 具体例としては、
  1. デルタが飛行機の耐用年数を10年→15年→20年と変えていった
  2. BAとルフトハンザの耐用年数、残存価値の違い
  3. ヒースローのTerminal 5が出来る前に空港の耐用年数を10年から100年にしていた
があがっていた。
耐用年数を合わせる→Depreciation costやBook valueが変わるので、差額を差し戻す流れを習う。

Off Balance Sheet Financial Activity (Lease)について
コア科目で習った、キャピタルリースとオペレーションリースをおさらい。オペレーションリースは、バランスシートに表れないので注意し、オペレーションリースをキャピタルリースに足し込む練習。

キャピタルリースにおけるMLP (Minimum Lease Payment)の構成要素は、
Total rent payments(支払リース料総額)
Guaranteed residual value(保証残存価額)…リース期間終了時に保証されている支払金額
Bargain purchase option(割安購入選択権)
の3つで、保険料やメンテナンスフィーは含まれない。
このMLPからDiscount rate はあたりをつけられるので、この利率を用いて、オペレーションリースの現在価値を求めて、FSに反映させる。


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