2012/02/14

フランス語

LBSは英語以外にもう1つ語学がしゃべれることを求めており、第二外国語を必修としている。アメリカ、イギリス、オーストラリアの人はまずとらないとだめ。第二外国語として認められない言語も多々あるので(例、ポーランド語、インドネシア語)、意外と受ける人は多い。

日本語はなぜか第二外国語として認められているので、日本人で語学をとる人は少ない。しかし、僕は、今学期フランス語のレベル2を受講。レベル1を受けたかったのだが、コース分けテストを受けたらかろうじて合格してしまい、レベル2へ。

週2回、1回3時間のフランス語はきつい。
文法が出来ているのを前提で進めていくので、メインはボキャブラリーを覚えることとオーラルへ。

最初はしゃべれなかったイギリス人の進歩がすごい。根底の差を感じてしまう。
最後までついていけるか、単位がくるか実は一番心配な科目。結果はいかに。

2012/02/12

Cognitive Biases -あなたは天国に行けるか?-

ソフトスキル系の授業は、ファイナンスの知識よりも将来役にたつのではないかと思い、楽しみにしている。同時に、ソフトスキルは与えられたものであり、トレーニングや授業で変わるのか疑問を持っている。
Term 2の Managing Organizational Behavior の授業は、自分の姿勢と先生のハンドリングに問題があるのか、何を聞いてもついついだからなんだと思ってしがいがち。
その中で大事だと思ったことは、
Cognitive Biasesに気づくこと。何か決断するとき、自分だけは大丈夫って思いがち。
煙草を吸っていていもまさか自分は肺がんにならないだろうとか、スピード違反しても自分は捕まらないだろうとかね。
その1つの例が、誰が天国にいけると思うかという研究結果。対象がアメリカ人だから、日本人の感覚と誤差があるかもしれないが、マザーテレサが天国に行けると思った人は79%なのに対し、自分がいけると思った人は87%。

マザーテレサの活動よりも、天国に行くに相応しい行動をとっていますか?

Who's going to heaven?
O.J. Simpson -19%
Bill Clinton - 52%
Michael Jordan - 65%
Mother Theresa -79%
Yourself  -87%



A several years ago the U.S. News and World Report  took a poll on people’s beliefs about who would go to heaven, and provided the results to their poll in their publication (March 31, 1997, p. 18). This type of poll provides an entertaining way to test the self-serving bias. In their poll, 1000 Americans were asked whether or not they believed that specific celebrities were likely to go to heaven. Michael Jordan received a 65% positive rating, Bill Clinton 52%, Dennis Rodman only 28%, and O.J. Simpson just 19%. Mother Teresa’s votes were the second highest of the celebrities, at 79%. So who received the highest percentage? More than 87% of the Americans who were surveyed believed themselves to be the most likely of all to go to heaven! 


まあ、これは聞く順番によっても答えが変わってくると思うので、なんとも言えないけど、これもCognitive Biasesに対する注意喚起になるね。

2012/02/08

管理会計とは?

MBA前に管理会計に携わる仕事をしたが、その時は言われるままに仕事をしていた感じで、指示に対して違和感を感じることもあった。

今日のManagement Accountingを受講してその理由が少しわかった。それはコストの認識と配分の仕方についての違和感だった。

例えば、日本にある80店舗の個別のPLを作成する時に、コストを売上げに基づいて配分したりしてた。今日の授業で習ったABC分析。概念はとても共感するし、当たり前だと思うけど、実行するためにデータを集めるのは大変そう。

よくよく考えると、仕事をしているときに価値ある仕事は20%程度で、その20%を出すためにひたすら残りの80%で準備をしていたのじゃないかと思う。80%の準備過程でどつぼにはまると、目的を忘れ作業に没頭してしまっていたのではないか。

授業自体はお世辞にも面白いとはいえないが、気づきがあった1日。

2012/01/30

MBA生活で求められること

インターンシップ先と交換留学先を決める時期を迎えた。ここにきて改めて、MBAは選択することを練習する場所ではないかと思う。15ヶ月でも18ヶ月でも卒業できるという恩恵をうけて、LBSはカリキュラムがアメリカに比べてフレキシブルである。

例えば、9月−12月の秋タームをつぶして東京でインターンを行う人もいる。
授業を少なくして、パートタイムの形でインターンをしている人もいる。旅行だけに時間を費やしている人もいる。

多くの選択肢の何を選ぶか、それが問われている。
交換留学における1つの問題はセメスターとタームの違いである。
LBSはターム制なので秋9-12月、春1-3月、夏4-6月となっているが、アメリカだと春学期は1-5月であることが多い。すなわち、アメリカに春学期に留学すると、 LBSの夏学期がとれなくなり、単位てきにも、知的好奇心としても惜しい気持ちがしてしまう。逆に秋学期に留学すると、夏休みが短くなりインターンのチャンスが短くなる。

交換留学先もハーバードとスタンフォードをぬかしたアメリカの学校がほぼ候補になるので、選ぶのが悩ましい。

こうまで選択肢があると、他人をまねして決めるのは意味がないと感じる。自分がどうなりたいか、それにつきる。

2012/01/24

キャリアは消せない

1月に入るとロンドンでのインターンの採用活動が始まる。自分の英語力を考慮すると、残念ながらロンドンでのインターン獲得は難しい。

物は試しで様々な企業に応募してみるが、インタビューにさえ呼ばれないという状況。

他の人間をみていても、ロケーションを変えてさらに、銀行から石油業界のキャリアチェンジは厳しいようだ。

そんな中、バーバーリーとマッキャンエリクソンのストラテジープランニングへのインタビューオファーが。やはり自分のバックグラウンドが評価されてのことだろう。
こう考えると、ロケーション、キャリア、職種は消せない事実であり、ジョブスがいうように過去のドットをつながるように(もしくはつなげるように)意識することが、インターンシップ獲得へのポイントかもしれない。

2012/01/19

何を学ぶか@春ターム

今学期最初から始まった科目は、オペレーション、マーケティング、オーガニゼーションベヘービーア。

正直習うことは、割と基本で、マーケティングでいうと4Pについて、オペレーションでは、ボトルネックから。知識として目から鱗のことがないときは、クラスメートの発言を聞いたり、自分の経験を引っぱてくるところに、価値がある。

今回の振り返りはオペレーションのボトルネックの話。

理論:ボトルネックの前後のバッチサイズは小さい方がいい。前だったらインベントリーが少なくなるし、後では小回りが聞くから。ゴールとか、オペレーションの本を読めば大抵書いてあること。

しかし、友人はバッチサイズが大きいと、品質管理が容易になる点を忘れてはならないといっていた。FMCGでは重要な点だと思う。

振り返れば、ゲランの工場見学に行ったとき、色の品質管理が大変なことを見た。リップスティックの色はバッチによって微妙に異なる。色むらをなくすために最終行程に入る前に、いくつかのバッチを混ぜて新しいバッチをつくり、オリジナルの色に近づけていた。この一手間は人間の目でやっていたのが印象的だ。



2011/12/19

なりたい姿は?

MBA卒業後に描いていた姿は、ゴールドマンサックスで働くことや、マッキンゼーで働くことではなく、LVMHの本社か香港のアジア本社で働きたいといっていた。これももちろん、LVMHで働く自分になりたいわけではない。

Term1が終わり、少しなりたい自分を自分の言葉で表現できそうな気がする。
なりたい姿は、働きたいと思うような国どこへいっても、ある程度のポジションで働ける自分。

成長過程の国である、ブラジルや韓国の友人は母国に帰りたいと思っている反面、多くの人たちはロンドンやNYで働こうと思ってることを目のあたりにし、優秀な人材たちが、国境を越えて動こうとしているダイナミズムを感じた。

多くの人たちがEUやコモンウェルスの関係で、簡単に国をまたげるのも事実であるが、それでも優秀な人が移動するという事実に変わりはない。

今ここで、日本に帰ってしまったら、日本でしか働けない自分になってしまうことが一番恐ろしい。

最終的に、例えば日本でなら一流の会社に務めることができるが、イギリスだと中小企業でしか働けないとなった場合にどちらを選ぶかは別の問題だが、グローバリゼーションの一部が、優秀な人材の国境を超えての移動を指すならば、自分もそのメンバーにならなくてはいけないと思う。

ヨーロッパの人たちは既に3、4ヵ語を話せるし、壁は厚いが、諦める訳にはいかない。

自分がそのような人材プールの中にいることによって、日本のプレゼンスを上げたいと思う。