2012/04/25

英語面接の際に心がけること

ロンドンでのインターンをかけて、最後の面接に挑む。
週末関係なく英語面接の練習をしてくれる人に感謝する。ノンネイティブとして、英語面接に臨む際に気をつけることをまとめておく。

  1. 笑顔で話し、パッションが伝わるように(ポジティブな印象に)
  2. 同意は求めない(Right? は使わない)
  3. 断定表現は用いない (Completely different,  A company needs to do, 
  4. ディフェンシブにならない (No,no, But  で話し始めない。基本的にはSureで話始める。否定する時は I understand your point, but.... の形。)
  5. 話は簡潔にし、質問に答える (具体例を聞かれている時は、具体例を話さなければならないし、具体例がない時は、ないんですでよい)
  6. ミスコミニケーションをさける (わからない時は質問を聞き直す)
  7. 何かがある時は自分に非があることを自覚する (苛立はみせない 質問者は2回同じ質問をする権利がある。2回させるのは、自分の言っていることが伝わっていないからの可能性が高い)
具体例
ロケーションに好みはある?
→There is no preference よりは、 I can work anywhere and I do not have a preference. But if I can choose one, I am willing to work at growing market.の表現が好ましい。Canを使うのが大事です。

東京で働きたい?
→That's is not a reason to come to LBSでとディフェンシブに聞こえる。I came to LBS to work in  London. I prefer working in London to in Tokyo.の表現が好ましい。

何が具体例ある?
→ないのにだらだら話すよりは、I do not come up with an example, right now. But I believe that this is an important. でさらっと完結させる。



2012/04/20

続・FSA

FSAの授業が相変わらず面白い。
FS、もしくはFSから分析した数字から、数字の背後にある企業の活動を解釈し、物語として紡げるかの練習をしていると思うと、大学時代に勉強していたオペレーションズリサーチと類似点がある。

Common-size analysis の練習問題のまとめを少し。
Salesを100%として、各項目を%で表しただけの分析からでも、少しの一般常識を利用すれば業界の特徴が見えてくることを習った。

  1. インベントリーが少ないのはどのような業種か? →サービス業を中心としたホテル、派遣業、エアーライン、ソフトウェアなど
  2. ホテルとエアーラインのビジネスモデルの違いは?それは会計上にどう表れるか? →ホテルは宿泊した後にお金を払うのに対し、エアーラインは乗る前にお金を支払う。従って、エアーラインは比較的、前受収益(Unearned Revenue)が高くなる。 
  3. 高いR&Dが求められるのは? →製薬、エレクトロニクス、ソフトウェア、初期のオンラインビジネス
  4. 製薬は純利益(Net income)が高いのは知られているが、ソフトウェアはなぜ粗利(gross margin)が高いのか?→ソフトウェアの原価は実質CDのみ。
  5. Inventory Turnoverが高いのは?/Receivable  が高いのは?→製造業と比べれば小売業の方がI/Tは高くなるし、Receivableは少ない
自分の業界を振り返ると、
  1. 粗利はとても高い
  2. マーケティング、人件費の占める割合が大きい
  3. 基本的にはUnearned Revenueはない(Unearned Revenueはエステビジネスで生まれる)。
  4. 百貨店は無料なので、PPEも小さい。(ただしフラグシップショップを持てば生じる)。
  5. 海外子会社なので、R&Dはない。FMCG業界はR&Dの占める割合はエレクトロニクスや製薬に比べるととても小さい。
といった特徴を挙げられるかな。

2012/04/15

Sonyの元CEOに会う

Sonyの元CEOの方とMBA2013のメンバーで会食をした。

気になったのは、500万は日本では中、低所得と思われるが、海外では高所得の部類にはいる。という言葉。だとすると、海外からきた旅行者が日本のマツキヨやスーパーで売っている製品のクオリティーが凄い高いことに驚くのは当然だと思う。

そして、もし、この500万の言葉が本当であれば、日本企業が海外でビジネスをうまくまわせない理由もここにあるにちがいない。日本で販売していた製品を、海外で販売する際には、そもそも製品の質と、消費者の価格、製品に対する要求がマッチしていないのだ。つまり、日本市場のために作った製品を、そのまま海外に持ち込み、日本と同じ価格レンジでは販売できない。

海外向けに製品を1から開発するのは、この仮定された問題に対する答えだろう。また、これから日本の所得分布が海外の所得分布に近くなっていくとすると、逆に今、質が悪いと思われているレベルの製品を購入せざるをえない日本の消費者層が現れるとも読める。

低所得者層向けに向けて行われているサービスに目を向けることも大事かもしれない。


2012/04/13

パンク気味@FSA

Financial Statement Analysis 2回目。教授のShivaはとっても皮肉屋だが、教えかたがうまく、集中して授業に臨める。そしてその分疲れる。

Sainsburyのアニュアルレポート(米国のSEC に提出する10-K formatが一般的な形とのこと)を例に、
1、アニュアルレポートがどのような構成になっているか、
2、どのような点から経営陣が、彼らに好ましい数字を扱っているか
を説明する。

2012/04/10

積み重ねること

友人達が運営している、Fashion Press を手伝っている。手伝っているといっても、僕のやりたいことをやらせてもらっているだけなので、楽しませてもらってると言った方が正しいのかもしれない。

憧れのブランドの工場を訪ね、ブランドディレクターにインタビューができるなんて、貴重な経験に違いない。ロンドンにこれなかったら、Fashion Pressのネットワークがなかったらできなかったことの1つに違いない。

ブランドのCEOにメールでインタビューを申し込む際も、アセットがないベンチャーだから、一からフォーマットを用意しないといけない。作り始めるとなかなか大変で、ネイティブチェックも2回かけ、使えるフォーマットを増やすことで、貢献しようとしている。

やっぱり企業にいた時には、アセットが沢山あって、わからないことを聞く人もたくさんいたなと実感する。

2012/04/08

Damien Hirst @Tate Modern

プールで800m泳いだ後、Damien Hirstの展覧会へ行く。疲れを忘れて、作品に見入ってしまった。
For the Love of God は本物のスカルにダイヤモンドを埋め込んだ作品。警備も厳重だったが、暗闇の中でみるダイヤモンドのスカルは美しかった。スカルに装飾するメキシコの文化からインスピレーションを受けたと言っていた。

ホルマリン漬けにされた羊やサメの作品は豊富にあった。生でみるとけっこうえぐい。

そしてもっともえぐいと思ったのが、このA Thousand Yearsという作品。牛の頭とハエがいて飛び回っている。死んでいるハエもいるし、牛の頭に付着しているハエも。網戸のような場所があってそこから漂う香りがもうなんとも表現しがたい。よく見たいような、目を背けたいような気分。他の鑑賞者も見方を迷っていた。
初めての大規模な回顧展らしく、初期の甘い作品から、刺激的な作品までイギリスを代表するアーティストの作品を堪能できた。

2012/04/07

Global Business Environment

たぶん、マクロ経済系の授業。第1回目の授業は、GDPについて。10年後、20年後に必要になる授業と教授は言っていたが、目的が曖昧で、モチベーションがわかず。


Income per capita やGDP を豊かさの指標にするのは、正しいという話を冒頭に教授は述べていた。僕は割と賛成の立場で、お金を稼ぐために生きているわけではない。しかし、Magic Number for Happiness: $75,000 a Year の記事でも述べられているように、お金が与える幸せは存在する。豊かな国の方が、平均寿命も長いし、高い教育も受けられるに違いない。

”誰がValue added(付加価値)を獲得するか”が授業で唯一印象に残ったこと。64%の付加価値が授業員への報酬にとられている。対して、Taxはほんの9%。


もし日本でもこの数値が変わらないのであれば、経営者の視点では、税金が高い日本も問題だが、それ以上に人件費の高い日本は頭の痛い問題ではないか。利益に責任を持っている方々にとって人件費を押さえることが、彼らの目標数値を達成する一番のキーファクターともいえる。
そう考えると海外の人件費で補える仕事は海外に渡していくのは当然の決断に思える。

グローバリゼーションによるアウトソーシングとは企業の経営とって大きな出来事なんだな、きっと。


僕は人事部の人が苦手だ。正確な言葉で表せば嫌いだった。
しかし改めて考えると、社員の不満を受け流しながら、Value addedの6割を占める人件費の管理をしているのが人事。会社の立場になって管理しているのが人事。従って、社員の不満にまったくこたえず、ひどいこと(会社にとっていいこと)をすすめていくのが人事。って考えると、やっぱり大事な仕事なんだよね。
あまり好かれる仕事じゃないのは確かだし、もうちょっと尊敬しようと思う。


2012/04/06

Franklin & Marshall


Franklin & Marshallが好き。アメカジをもう少し上品にしたスタイルで、今のMBAの学生気分にぴったりだ。ついでに、洗濯が自宅でできるのもはずせないポイント。



フードの内側のチェックとか、肘宛がついていたり、意外に気配りが聞いている。 シーズンセールもあるし、公式ネットではアウトレットもやってる。

2012/04/05

Financial Statement Analysis

財務諸表の読み方を知らないので受講した。教授のShivakumarが最高に皮肉屋で、でも教え方がうまそうで、初回の授業からわくわくしっぱなしだ。

冒頭のコメントから、「会計やファイナンスの初級クラスは、どこのビジネススクール、大学と比べてもそんなに差はない。内容がルールであり知識であるからだ。しかし、応用の科目によってスキルに差が生まれてくる。財務諸表の分析はスキルである。この授業を受け終わった後、財務諸表を自信をもって読めるようになる。」と力強い言葉。

2012/04/04

MKTG Strategy

2週間の春休みも終わり、3学期目が開始。今学期のコア科目は5週間、または8週間の短期間で終わる科目ばかりなので、エレクティブを増やしたものの、当然学期始めの負荷はそれなりに高く戦々恐々としている。

MKTG Strategy は先学期のMKTGの続き。授業で習ったセオリーを5週間に及ぶシュミレーションに適用する。
先学期のおさらいとして、MKTGのゴールは、Competition→マーケットシェアを高める、Customer→ニーズに応える、Company→株価の上昇の3Cである。

この3Cのゴールに向けて、segmentation, positioning, and resource allocationに基づいて、Marketing strategy を作る。4PのMarketing mix decisions はその次にくるものだ。

前職のプロダクトマーケティング時代を振り返ると、3Cのうち、Competitionは意識していた。Companyも株価の代わりに売上げがあった。だけど、Customer→ニーズに応えるというポイントが希薄だったかも。製品が決められているのと、ブランドビジネスなので、好きな人が購入してくれればいい的な気持ちが若干あったかも?

Strategyに関しては、Segmentationの経験が不足しているかも。Targetingはデータ量が不足していながらもそれなりにできていたと思う。

Tacticsの4Pに関しては、PricingとPlaceは当然チャンスがなかった。
グローバルHQで働いて、よりStrategy部分に関与できるようになりたいと思う。

2012/04/02

Twelve O'Clock High

Twelve O'Clock High (邦題:頭上の敵機)の一部を、Organization Behaviorの授業で見て、改めて全編を見てみたいと思ったので、購入した。授業の内容では、グレゴリーペックが演じるサベージ准将がどのように士気の低下した空軍部隊を立て直すかを見ながら、組織を変えることについてディスカッションをした。


組織の変革については、自分も苦い思い出がある。社内の士気を取り戻さなければならない時期に、中心となるべきメンバーたちの中で仲違いをし、お互いのアイデアを否定し、足を引っ張り合う状況があった。結果として、士気を上げる組織のメンバーのことを忘れ、派閥争いのようなことが起こり、それを感じたメンバーたちの士気がさらに下がるといった悪循環が起こってしまった。

振り返ると、抵抗勢力(変革を恐れる人たち)との対話が足りず、邪魔をせずについてきてくれるだろうと思っていたのが、甘かったのだろう。変革したくないのにはしたくない理由があって、彼らを理解しながら実行しなけらばならなかったのだ。

似たようなことは岩瀬さんのブログでも述べられている。

変わるということはそれなりにエネルギーがいることだ。変わらなきゃいけないのだと、個人が感じてから、組織で実行するまでのプロセスには想像以上のエネルギーと時間が必要だ。全てが論理的に行える訳ではないが、少しでも多くの理論的なアプローチも理解し、組織をまとめあげていきたい。