2012/03/27

要は諦めないで頑張ること

ポンデュガールを訪ねた時、日本人の方と出会い、その日をご一緒させて頂いた。
大学教授の方で、僕の前職の上司とは留学時代の仲間だったことがわかり、世間はせまいとはこのことだ。
「要は諦めないで頑張ることだと思います。」この言葉はその教授から頂いた。


彼は、高校を卒業した後、グルー基金からの奨学金でブラウン大学に、そしてそのままコーネル大学で博士課程を修め、ポスドクでもアメリカに残ったという経歴。50過ぎの方の経歴としてはとてもめずらしいと思う。


ブラウン大学に進む時には、高校の校長先生も両親もみんな東京大学に行くことを勧めたみたいだ。そして、日本に戻ってきた時には、コーネル大学博士課程の終了が、「日本の大学で博士課程を終了している」とう条件の代替になるか10ヶ月もかかったとのことだ。そんな時代があったのかと驚きを隠せなかった。


そんな時代の中、ポスドクまでの10年以上を自分の力で切り開いてきた、その先生からの言葉はシンプルで重みがある。


日本人の留学生は少なくなっていると思うし、自分が5年程度留学して腕をみがいてきなさいとポスドクの生徒を送り出しても、みんな2年間で帰ってくるらしい。


僕は英語もフランス語も喋れないし、問題は山積みだろう。それでも挑戦せずにはいられないし、いつかのチャンスのために一生懸命準備をし続けたいと思う。要は諦めないで頑張ることだと信じて。

2012/03/26

フランスでの携帯電話のセットアップ (滞在期間が短い場合)

フランスで携帯電話を購入するのは、フランス語での、コミュニケーションがしんどいことを除けば、簡単だ。 SIMフリーの携帯電話を持っているので、今回はsim card (フランス語でmobi carte)をOrangeで購入した。  ステップとしては、
  1. SIMフリーの携帯電話を持参、または購入する。
  2. 身分証明書(パスポート)と携帯電話をもってOrangeの店舗に行く。 
  3. Mobi carteくださいと言うと5ユーロ分、電話とメールができるMobi carteを9ユーロで販売してくれる。
  4.  これだけだと、ネットができないので、スマートフォンの場合不完全。スマートフォンの場合は、1週間5ユーロまたは、1ヶ月9ユーロのインターネットオプションがあるのでそれも購入する。
  5.  携帯電話を店員に渡して、設定してもらう。 

*携帯電話を購入したところで、SIMカードの購入をするとインターネットオプションはできないと言われました。 通信キャリア(ここではOrange)の店舗でインターネットオプションを求めると手続きできましたので、手続きはキャリアの店舗をお勧めします。

*インターネットができるのは、早くて手続きした翌日からです。翌日になってもインターネットが出来ない場合は、Orangeのお店にいって確認した方がいいです。

リチャージは、Orangeのお店ではできません。「Tabac」の看板がでているお店で、Orangeのリチャージしたい。 インターネットオプションと、コミニュケーション用と両方お願いというとそれぞれ14桁の数字の入ったレシートをくれます。 224または#123#に電話して14桁の数字を打ち込めばリチャージ完了。

以上、僕が購入した2012年3月時点での情報です。

2012/03/19

南仏 Montpellier プチ留学

Term2 も無事(?)終わった。日本人の多くはジャパントリップをオーガナイズしているが、僕は参加せず、春休みの2週間を南仏のMontpellier (モンペリエ)での留学を選択。
Term2で履修したフランス語のさらなるブラッシュアップを試みて、挑戦した。

以下、語学留学、旅行を考えている方へのために情報をつらつらと。

お世話になる学校は、MontpellierのAccent Francais. 実際に通っていた友人からのお勧めにしたがった。英語でメールのやり取りができて、返事も早く、問い合わせ時から信頼できた。また、都合の悪いことを伝えればきちんと対応してくれるのもありがたかった。

Montpellierは、お勧めできる街だ。
1、南仏で暖かい。ロンドンとは違う日差しにいやされる。学生の街なのでかなり安全。
2、Orange, Pond du Gard, Nimes, Avignon, Arles, Carcassonne, Marseille など近くに観光地、とりわけ世界遺産に登録されている場所がいっぱいあり、週末を楽しく過ごせる。
が理由としてあげられる。

ホームステイで2週間を過ごす。ホームステイ先が煙草を室内ですったり、猫がいるのを事前に聞いてなかったが、猫がかわいいから全て許そう。

2012/03/17

Gaining Power

テスト前なので、今日もOrganization Behavior のまとめを紹介。
権力(パワー)には興味を示さない、社会人生活を送ってきたが、このまま無縁ではいられないだろう。
アメリカの第33代大統領トルーマンが「I learned that a great leader is a man who has the ability to get other people to do what they don't want to do.」と述べているように、責任ある立場で仕事をしていくうえで、パワーを持たなければいけない、パワーを持っている方が好ましい場合が多々あると思う。

Six Force Power Bases
1. Authority / Formal Position
2. Right Unit
3. Mentors / Allies
4. Reputation / Expertise
5. Resources (Importance, Scarcity, Non-substitutability)
6. Communication network

この中で
2. Right Unit は自分で選ぶことができるので、比較的時間がかからない。
3. Mentors / Allies と6. Communication network も、自分でアクションを起こせば比較的短時間で作れるのではないか。
しかしながら1. Authority / Formal Position と4. Reputation / Expertiseに関しては自分のアウトプットの積み重ねなので、時間がかかる。5. Resources (Importance, Scarcity, Non-substitutability)に関しても、積み重ねと運が作用するだろう。

こう考えると、パワーは一朝一夕では得られないものだと認識する。

2012/03/14

Influence Principles

Organization Behavior は教授の教え方がいまいちなのか、授業中はあまり集中できなかったが、こうしてテスト前にレビューをすると多くの発見がある。

今日のテーマはどうやって影響力を高めるかの、6つのInfluence Principles について

1. Reciprocation
何かを受け取ると、より従いやすくなる(これをすると自分にいいことがあるとか、自分がコミュニティに貢献できるとか思わせる。)
2. Commitment and consistency
一貫した要求に従いやすい(最初に大きなこといったあとで、小さなお願いをすると従いやすい。)
3. Authority
   ミルグラム実験に代表されるように、権威ある人からの指示には従いやすい(例えその内容が悲劇を産み出すことになっても)。
4. Liking
好きな人の言葉にはイエスといいがち。
5. Social proof
他人がやっていることに従いがち。(人を説得する時に、「競合他社もやってますから」って話す感じに近い)
6. Scarcity
何かしら、特別なもの、手に入りにくいものを好みがち。(店頭で、「限定です、今だけのプロモーションです」っていってる感じ)

2012/03/11

Building culture

テスト前を迎えると、週末も図書館がこんでいる。
数式が出てくる授業ならばキャッチアップも早いが、Organization Behaviorのような言葉でひたすら進んでいく授業は、ぼんやりしているとポイントがわからなくなり、キャッチアップするのが意外にしんどい。

Understanding Organizational and National Culture についてのまとめ

Organizationa の基本
What: Pattern of beliefs, values, and behavioral expectations shared by the organizational's members.
How: Socialization is the process by which new members learn the culture of the organization.
Why: A source of success or failure in competitive industries.

Organization Culture の3つのレベル
    1. Artifacts →カルチャーから産まれる識別できるアウトプット
ex: Ceremonies, Stories, Physical settings, Symbols, Jargon, and Costumes
    2. Values  →価値観、スローガン、ミッションステートメント
    3. Assumptions →、隠れていて、推察されるよな、日常にある信念

Strong Culture の作り方
1. 隠れているCultural Assumptionsを認識し、ミッションステートメントを作る
2. Assumptions とValuesに一致した、 Artifactsをつくる
3. コンセンサスや刺激を作る(Training, Socialization, Incentives, and Communication)





2012/03/09

Management Accounting まとめ

Management Accountingの授業は正直つまらない。概念は納得いくことばかりだし、概念を理解すると割と計算方法を学ぶことで終わってしまう。通常のクラスが10回の授業なのに対し、Management Accountingは8回だけなので、ひょっとするとtake awayは少ないのかもしれない。

2012/03/08

自己指標

20代にして一流私立大学の助教になった先輩が遊びにきた。
成功している人が陰でどんなに努力しているか、どのような態度で日々を過ごしているかを聞けて、刺激をもらった。

先輩はこう言った。
「教授とは、研究者であり、教育者であり、かつビジネスマンでもある。自分が一流の教育者にはなれないと認識している以上、3つの役割をバランスよくとらなければならない。そして、自分の行っている研究が、学生をわくわくさせるかと、常に問い続けていくことで、そのバランスは正しい状態になると思っている。」

大人になるにつれ、怒られる機会はどんどん減っていく。そして、他人からの刺激が少なくなるにつれ、自分に対して甘くなる人もいるし、自分のことが大好きになる人間もいる。それはアウトプットに大きな影響を与えるだろう。

今の状態がベストか、努力をし通津kているかがわからなくなってきたとき、どうすればいいだろうか?

僕は、彼の態度の通り、自分が正しい状態にいるかを自分で計れる指標を持つことが大事だだと信じている。彼がいう、「自分の行っている研究が、学生をわくわくさせるか」はいい例だ。僕でも同じように、自分の扱っている製品やサービスを熱く語れる自分でいたいと思う。


また、色々な人に会い続けることも大事だ。先輩は、最高の教育者と、最高のビジネスマンの下で指導を受け、どんな自分になりたいかを描くことができたと言っていた。僕も社会人、MBA生活中に多くの人に会い、自分の価値観、ポジショニングというものがはっきりしてきたと実感している。

あと1週間でTerm2も終了。もっともっと成長したいと思う日々だ。