2011/12/19

なりたい姿は?

MBA卒業後に描いていた姿は、ゴールドマンサックスで働くことや、マッキンゼーで働くことではなく、LVMHの本社か香港のアジア本社で働きたいといっていた。これももちろん、LVMHで働く自分になりたいわけではない。

Term1が終わり、少しなりたい自分を自分の言葉で表現できそうな気がする。
なりたい姿は、働きたいと思うような国どこへいっても、ある程度のポジションで働ける自分。

成長過程の国である、ブラジルや韓国の友人は母国に帰りたいと思っている反面、多くの人たちはロンドンやNYで働こうと思ってることを目のあたりにし、優秀な人材たちが、国境を越えて動こうとしているダイナミズムを感じた。

多くの人たちがEUやコモンウェルスの関係で、簡単に国をまたげるのも事実であるが、それでも優秀な人が移動するという事実に変わりはない。

今ここで、日本に帰ってしまったら、日本でしか働けない自分になってしまうことが一番恐ろしい。

最終的に、例えば日本でなら一流の会社に務めることができるが、イギリスだと中小企業でしか働けないとなった場合にどちらを選ぶかは別の問題だが、グローバリゼーションの一部が、優秀な人材の国境を超えての移動を指すならば、自分もそのメンバーにならなくてはいけないと思う。

ヨーロッパの人たちは既に3、4ヵ語を話せるし、壁は厚いが、諦める訳にはいかない。

自分がそのような人材プールの中にいることによって、日本のプレゼンスを上げたいと思う。

2011/12/17

劣化する日本消費者

コンサルティング会社の面接を経て、日本の消費者の未来を想像する。

  1. iPhoneを皆が使っているように、コストコやウォルマートが徐々に日本で持ち直しているように、日本が特異なマーケットから、グロバールの1マーケットに変わりつつある
  2. 経済的な側面として、ボリュームある層が年収700万から4-500万に移ってくる(これは想像だが、イギリスやアメリカの所得分布が正規分布ではなく、逆正規分布のような形になってるのであれば、日本の分布もそれに近づき、世界標準に近くなると思う。)
  3. これに伴い、H&Mやユニクロしか買えない人が増え、品質を我慢せざるをえなくなってくる(つまりこの価格だから仕方ないかって思う人が増えてくる)
  4. 従って悪い意味で、日本人の製品への感度が鈍ってくるのではないか
実際ロンドンで最低限度の生活をするための生活用品は極めて安い。(シャンプーや食パンなど)。日本でいう100円ショップという店があるわけではないが、必需品はもとから100円程度で購入できる。日本が普通のマーケットになるということは、スーパーの陳列もこのような状態になり、100円ショップがお得とは思わなくなるのではないか。

そして、消費材メーカーは、日本を、途上国や低所得者層向けに発売する製品を販売できるマーケットとして、認識するのではないだろうか。

2011/12/07

アカウンティングはメイクアップ

アカウンティングのテスト勉強がはかどらない。
あまり面白くもないし、モチベーションがわかないと思っていたときに出てきた言葉。

アカウンティングは企業へのメイクアップ。

女性はメイクをする。メイクをしてもしなくてもその女性の本質はかわらないけれど、メイクをすれば、よりいい出会いがあり、自分に自信がもてる。

企業も一緒。会計基準をかえれば赤字が黒字に見る。本質は変わらないが、その変化で株価は変わる。従業員のモチベーションも変わる。ストックオプションを持ってれば、あなたの給料も変わる。

こう考えると、メイクアップの意義もわかる。
ただし、2,000万払うMBAでメイクアップの仕方を学んだと思うのは馬鹿だろう。
大事なのはメイクアップがあると認識した上で、ビジネスの本質を見極める力。

あなたが社内のファイナンスの部署にいるならば、企業のファイナンシャルプランニングをすると同時に、外部への見せ方を探り、プランイングを実行できるようにする。
あなたが投資家ならば、お化粧に惑わされることなく、企業の真の姿、価値を見極め、投資の判断を行う。

振り返れば、男性も女性のお化粧や外見に惑わされることなく、素敵な女性を捕まえたい気持ちを持っているはずだ。
妙に納得。