2012/06/04

求めた出会い


IDEOというデザイン&イノベーションのコンサルティング企業がある。MBA生が働きたい会社TOP100にもノミネートされている有名な企業なのだが、戦略コンサルティングとの違い、、デザイナーが行うデザインとのいなど、知りたいことは沢山ある。

ロンドンビジネススクールのディレクトリーでOB 検索をしてもマッチしなかったのだが、大都会の利点で、デザイン&イノベーションのコンサルティング企業に務めている人に出会うことができた。

ロンドンは以外なことに、こういったデザイン&イノベーションのコンサルティング分野が活発で、いくつか紹介して頂くと共に、僕の質問にも答えて頂いた。

ロンドンでのデザイン&イノベーションのコンサルティング企業
Engine Service Design
PDD
Think Public


印象に残っていることは、

  • イギリス人は儲かる仕組みを押さえるのがうまい。美味しいところを持っていける力が日本には全然足りない。
  • 政府、ソーシャル関係の仕事も多い
  • Samsungのほうが日本の企業より断然冷徹でもうけることに徹している。リサーチ能力の高さ、真剣さは見習うべき。
  • 日本のコンテンツ力が高いとか、手先が器用だという話はイリュージョンだと思った方がいい。ロンドンで活躍している日本人の芸術家の人と話すと、オーストラリア人も、フランス人も手先が器用で繊細な表現を当然出来るテクニックを持っていて、トップ層で比べた場合差はないとのこと。イリュージョンに侵されて真実を見間違えないように。
よい出会いに感謝。欲しがるとよってくるとはまさにこのこと。

2012/06/02

Reflection on meaningful life?

Business, Government, and Society  という、経済学と倫理が合体した授業の最終回では、10年後の同窓会での自己紹介/ 葬式のお別れの言葉 を考える機会を与えられる。
多くの現役MBAの学生はキャリアの成功を願っているだろう。

授業では、MBAの先輩たちが、時間が経つにつれ、成功の定義がどのように変わっていってるか、何が大事だと思っているかも紹介された。すると、

家族が大事
健康が大事
コミュニティへの貢献がしたい

といった言葉を多くみかけた。

このギャップが何を示唆するのだろうか?
シニカルな視点で考えれば、
1、キャリアに成功した人が余裕を持てたから、家族やコミュニティに手を伸ばした
2、キャリアがうまく行かなかった人が、自分を正当化するために、家族やコミュニティの大事さを述べている
のどちらかだと思える。

もっと素直に感じるならやっぱり家族って素晴らしいってことだ。元気でいられることの価値、家族と一緒に過ごす時間は何事にも変えられない。そんなことはわかっている。わかっているつもりでも、会社に入って、目の前のタスクで視野がせまくなるとそう思えないのかもな。